2021年2月1日スタート!上田のコミュニティ通貨「まちのコイン『もん』」をつかってみよう!
こんにちは、おいでよ上田ですヽ(*’▽’*)ノ
メディア各社で取り上げられている上田のコミュニティ通貨「まちのコイン『もん』」ですが、いよいよ2021年2月1日から実証実験が始まります!
長野県上田市、官民連携しコミュニティ通貨「まちのコイン」の実証実験を2021年2月1日(月)から開始:時事ドットコム
先日「もん」って何を目指してるの? という記事を書いたのですが、いよいよスタートということで今日ははじめかたを解説していきたいと思います(っ`•ω•´c)
まちのコイン「もん」って何のためにやるの? という方は以下の記事をご覧ください(*´-`*)
まちのコイン「もん」とは?
「もん」は面白法人カヤックさんの「まちのコイン」というプラットフォームを使った地域通貨のようなものです。
まちのコインはいわゆる地域通貨とは少し違う「コミュニティ通貨」と表現していて、人と人のつながりを数字に表したポイント制度のようなものをイメージしてもらうといいでしょう。
まちのコインを使ったコミュニティ通貨を導入している、または導入予定の都市は2021年2月現在日本全国で8箇所。
その8つの都市のうちの一つに上田が選ばれました。
それぞれの地域で使える通貨が変わり、小田原では「おだちん」、たまプラーザでは「プラ」、そして上田では「もん」という名前がついています。
ではさっそく、アプリのインストールから始めましょう!
「まちのコイン」アプリをインストールしよう
まちのコイン公式サイトにアクセスして、アプリのインストールボタンをタップ。
念の為ですが、まちのコインはスマートフォン用アプリです。
「まちのコイン」アプリの初期設定
まちのコインアプリをインストールしたら、初期設定を行います。

まちのコインアプリが起動して「ようこそ!」の画面が出てきたら「次へ」をタップ。

まちのコインの使い方説明が出てくるので、最後まで見たら「はじめる」をタップ。

Googleアカウント、Facebookアカウント、またはメールアドレスを使ってまちのコインアプリの登録をします。登録画面はそれぞれ違うので割愛。
いずれもメールでの認証が最後にあり、認証すると次の画面に移動します。

まちのコインを使う場所と居住地の設定をします。
今回は「もん」を使いたいので、エリアは「上田」を選択。
上田市内在住の人や上田が生活圏内という人は居住地を「住んでいる」に、上田は生活圏内ではないけどもんを使いたいという人は「住んでいない」を選択。
居住地を登録したくない場合は「指定しない」という選択肢もあります。
2つとも選択したら次へをタップ。

プロフィールの設定をします。
プロフィールアイコンやニックネームの設定をしますが、このプロフィールは後述するランキングなどにも表示されますので、不用意に個人情報を入力しないように注意!(非公開にする方法もそこであわせて紹介します)
まずはチャレンジをこなして、もんをもらってみよう
まずは、画面下に並んでいるチャレンジを見てみましょう!
チャレンジには、スポット(もんをつかえるお店)に来店してチェックインするというものや、連続ログイン、指定の回数もんをつかう、もらう、などがあります。

「まちのコイン『もん』」の使い方
つかう・もらうの2通りがある
もんは通貨のように、使ったりもらったりすることができます。
登録するだけでまず500もんもらえるので、それをお店で使ったり、減ってきたらチャレンジや頼まれごとをこなしたりして増やしたり。
使ったりもらったりするときは、アプリ内で「チケット」というものを使います。
スポットタブから近い場所で使えるチケットを探すこともできますし、チケットタブから使えるチケットを一覧で確認することもできます。


タブの切替は画面下部のアイコンから。チケットタブでは「もらう」ものも「つかう」ものもすべてが表示されます。
また、もんはあくまでも現金には換金できず、アプリの中でのみ数値として価値が見えています。
どうしてそんなことをわざわざやるの?と感じた方はこの記事の末尾「もんが流通することで起こること」を見てくださいね。
「もんをもらう」チケットを使ってみよう
もんをもらうチケットは、現地に行かなくてはいけないものと、どこからでも参加できるものの二種類があります。
使いたいチケットの画面を表示して、QRコードが表示されるものは現地に行ってスタッフさんに見せないと使えないチケット。

チケット画面に「参加申請する」というボタンが表示されているものは、どこにいてもスポットの方に承認を得られればもんがもらえるチケットです。

もんをもらえるチケットの一例
ここでは、「まちのコイン」を導入している他の地域で発行された[コインをもらえる」チケットの一例を紹介します。
- 特定の商品、特に地産地消メニューやテイクアウトメニューを購入する
- お店のアプリをダウンロードしたり、SNSをフォローする
- 特定のアイテムや不要なものなどを寄付する
- お店で捨ててしまうものをもらったり、エコバッグを持参するなど、食品ロス・ゴミの削減に協力する
- 特定の服装(アイテムを身につける・着物姿等)で来店する
- イベントに参加する
- まちのコインのアイディアやまちのネタをお店の人に提供する
- お店のお手伝い、エキストラの参加など
「もんをつかう」チケットを使ってみよう
もんを使う場合も、スポット一覧かチケットタブから確認します。
こちらも現地に行かないと使えないチケットと、どこにいても使えるチケットの2種類があります。
コインをつかえるチケットの一例
- 本来はお金を払うもの(レジ袋、サービス、相談、体験)などと交換する
- お店の不用品(賞味期限が近い食品や売れ残ってしまったもの、インテリアに使えそうな空き容器等)と交換する
- 限定グッズ(試作品やまかないメニュー)と交換する
- お店のもの(傘など)を借りる
- 通常は使えない場所(デッキ、写真映えする場所等)を借りる
- フォトスポットで写真撮影&SNSで紹介できる
- まちの歴史や知識を教えてもらえたり、調べてもらえる
- ワークショップに参加できる
ちなみに、まちのコインを導入している自治体で使われているチケットをマインドマップで分類してみたので、もし興味があればこちらから見てみてください🙌
もんをもらったり使ったりするとレベルが上がる!
レベルを確認しよう
もんを使ったりもらったりすると、レベルが上がっていきます。ポケモンGOみたいに、遊び感覚でもんをつかうことができますね。

SDGs貢献度がわかる!
まちのコインのチケットには「SDGs」の取り組みがタグ付けされているものもあります。
SDGsとは、資源に限りのある地球で、誰も取り残さずに発展し続けていくには何が必要か? を世界で考え、取り決めをした17の目標のこと。(とてもざっくりした説明)
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
Japan SDGs Action Platform – 外務省 より引用
もしつかったチケットにSDGsのタグがついていた場合、自分がどの目標に貢献しているのか? や、もんを使っている人全体でSDGsにどのくらい貢献しているか? がグラフで確認できます!
「活動」タブの「SDGS」から。

ランキングを見てみよう
たくさんもんをつかったりもらったりするとランキングにも反映されます!
ランキングの確認は「活動」タブの「レポート」から。直近12週間のぶんが集計対象になっているようですね。

ランキングに名前を表示させたくないときは
ランキングは「もっと見る」をタップするとかなりたくさんの数が表示されます。
もしランキングに名前を表示させたくない場合は、まちのコインアプリのトップ画面左上、歯車のマークで設定を開いて、「プライバシー設定」をタップ。

「自分の情報を公開する」スイッチをオフにすれば、ランキングに表示されなくなります!

もんが流通することで起こること
もんは「人と人のつながり」を数値化したもの
以前の記事でも紹介したとおり、まちのコイン「もん」は現金化できないので、実は「仮想通貨」「地域通貨」ではありません。
それなのに、おいでよ上田がどうしてこんなに力を入れて紹介しているのか。それは理由があります。
2月から導入される「もん」は、お金でやり取りできないものと引き換えることができるポイントのようなもの。
お店やスポットの人と出会い、「もん」をきっかけにまちのひとたちと関わり合うことで流通するポイントです。
そう考えると、「もん」がたくさん流通していれば、そのまちは「お金で換算できない財産」や「人のつながり」がたくさんあるという意味でもあるのではなないかな、とおいでよ上田は思うのです。
「人と人のつながり」はまちそのもの
令和元年台風19号が日本を襲い、上田市内にもたくさんの傷跡を残していきました。その時気づいた人も多かったと思います。
「緊急時にいちばん大切なのは人と人のつながり」だということ。
「まち」を構成しているのは「人」です。地元の人も移住してきてくれた人も、年配の方も子どもも、どんな職業であっても、すべての人がまちを構成していることに変わりはない。
観光業だって、ただ城跡があるだけではなくて、それを整備する人や案内する人がいて、美味しい名物のお店にも大将やおかみさんがいて、「あの人がいるからまた行こう」と思える場所がある。
もっとこうしたら魅力が高まるんじゃないかと考える人がいる。それを実現するために工事したりインフラを整えてくれる人がいる。
地域の魅力って、人がいるからこそだと思うのです。
だから、地域を軸にしたつながりを作ることは、おいでよ上田のミッションのなかでも最も大切な項目になっています。
だからこそこの「コミュニティ通貨まちのコイン」が上田で始まるというニュースを見た時に「これはすごいものが始まる!」と感じました。
人のつながりが数値化できて、ゲーム感覚で参加できるプラットフォーム。なんて素晴らしいんだろう! と。
「もん」を使ってまちづくりに参加しよう!
「まちのコイン『もん』」は、「こうやって使う」と決まっているものではありません。
チケットも、スポットの人がそれぞれ工夫をこらして考えています。
つまり、活用する方法は無限大で、どうやって育っていくかはそのまち次第ということ。
おいでよ上田もスポット登録をしていて、現地に来なくても「もん」を使ったりもらったりできるチケットを発行する予定です。
「こんな使い方もできるよ!」という実験的なこともしていきたいと思うので、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです!
そしてもし「もん」ってちょっといいかも、と思ったら、お気に入りのお店の人にもスポットになってみない? とおすすめしてみてください。
スポット申請は以下のページから。
たくさんの「もん」が流通して、薄く・浅くでもいいので、よりたくさんの人がまちに参加できる上田になっていったらいいな、と心から願っています!