Facebook広告を使ってみた話

こんにちは、おいでよ上田です。

今日は少し裏話をしたいと思います。

今まさに新型コロナウィルスで、テイクアウト・出前を使った食事に注目が集まっており、おいでよ上田でも情報収集と地図の作成を行っています。

上田市テイクアウト&出前マップについて

今回それに関してFacebookに広告を出してみたので、その話をまとめたいと思います。

頑なに使わなかったSNS広告を使った理由

おいでよ上田はこれまで3年と少し運営していますが、SNS広告は一切使ったことがありませんでした。
通常おいでよ上田ではそれで利益を得ているわけでもないですし、単にフォロワーを増やすためだけに広告を出すこと自体にあまり意味を感じなかったからです。

実は、過去一度だけ広告を出してみようか、と考えてことがありました。
それは令和元年台風19号が地元を襲ったときです。

新型コロナウィルスの流行の今と同じ緊急時であり、その対応のために「おいでよ上田」が情報の収集をしたり発信したりしていることが広く市民のためになる、と言う確信があったからです。

今回の地図も全く同じで、また地域愛のある人ほど「地元のお店で食べて応援」という感覚が強いだろうと考えてのことでした。
そのために、「お店に食べに行かなくても応援できる」というのを広く知ってほしかったこと、またその取り組み自体を知ってもらうことで、さらに情報が集まることを期待してのことでした。

台風の際は結局広告を出すことはありませんでしたが、新型コロナウィルスが地元を襲った今、SNS広告を出すことに踏み切りました。

なぜTwitterでなくFacebookなのか

Twitterの場合は構造上拡散と検索が比較的容易なプラットフォームです。そのため、今現在おいでよ上田をフォロー(読者登録)していなくても、知りたい人は検索して使ってくれるはずだという考えがありました。
またTwitterはもともとフォローしてくださっている方も多く(6,000人超)、また飲食店の方もある程度フォローしてくださっていたので、広告を出してもそれほど効果が高くないだろうと考えました。

対してFacebookはもともとあまり交流も発信もしておらず、「おいでよ上田」の知名度はほとんどなかった状況です。
基本的に匿名で運営しているため、「おいでよ上田」に対して不信感を持っている人すらいるのではないかと思っています。

地元におけるFacebookユーザーの傾向は、発信力があり、また責任のある立場にいる人が多く利用しています。
つまり「Facebookでしか発信しないけれど、現実社会に出ると比較的ネットワークを持っている人」が多いということです。
この人たちにアプローチすることで、FacebookをはじめSNSも一切使っていない店舗の人たちにも情報が伝わるのではないか、と考えました。

しかしターゲットの多くはFacebook以外のSNSはそれほど触れておらず、特にアウェイであるTwitterを見に来てほしいというのは難しいというのがわかっていました。

そこで、「SNS広告」という手段をとったわけです。

実際の効果

今回2つの記事にそれぞれ広告を出しました。

1つ目は1日あたり2,500円で219クリック。広告を使ってのリーチ(閲覧者)は1450人です。
今回は地図紹介記事へのリンクの誘導するタイプだったので、1クリックあたり11円のコストがかかっています。

1つ目の投稿は、「こういう取り組みをはじめました」という報告とご協力のお願いです。
この段階で中身があまり多くならなかった場合は、コンテンツとして意味を成さないので作り損、ということになってしまいます。

閲覧する人も、「見るはいいけど中身が伴ってなければ意味がない」とスルーしてしまった人も多いかと思います。

2つ目の広告は6日で3,000円、クリック数は647、リーチは2810。1クリックあたりの単価は5円なので、こちらのほうが効果が高かったと言えます。

2つ目の投稿は「登録店舗が70件を超えた」というものです。
この投稿では画像に文字を入れたものを用意したので、文字を読まなくてもだいたいの内容がわかります。

オーガニック(広告ではない純粋な反応)の数もだいぶ違いますが、この違いは何かというと、各投稿の書き出しとわかりやすい画像があったかどうかだったと考えています。

また「70件」という具体的な数値を出すことで、ある程度情報が集まっていてコンテンツとして成り立っていることを示しています。

通常注目される投稿とロジックは同じ

今回実際に広告を出してみて感じたのは、「広告を出したから必ず見てもらえる」わけではない、ということです。

広告を出すにしても、「私のコンテンツはあなたのお役に立ちます」という証明をできなければクリックすらしてもらえないという事実がよくわかりました。

基本的な「見てもらえるテクニック」に関しては長くなってしまうのでここには書きませんが、行動経済学が非常に役に立ちますので参考書籍をご紹介しておきます。


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